ハンドボールの腕のしなりが上達する練習方法
うまい人のシュートフォームを見ていると、腕がムチのようにしなっていませんか。
このムチのようにしなっているフォームを手に入れると、シュートスピードやボールコントロールの上達が期待できます。
ハンドボールの腕のしなりが上達する練習方法を考えてみましょう。
1.肩甲骨を柔らかくする
1.ストレッチをして肩の可動域を広げる
ボールを投げる時、肩だけではなく肩甲骨も動いています。
この肩甲骨の可動域を広げることで、ボールのスピードが上がり素早いパス回しが可能となるのです。
もちろん、腕のしなりが上達することも可能です。
では、どんなストレッチがあるのでしょうか。
・肩を上下して肩甲骨を動かす
・肩を前に丸めて肩甲骨を外側に広げる
・肩を後ろに反らして肩甲骨を内側に狭める
・気を付けの姿勢をとり、腕を下から斜め上にあげた後、斜め下に下げる
このような動作があります。
ストレッチしているとき、必ず肩甲骨が動いているのを意識することが大事です。
1つの動作を5秒くらいかけてゆっくり動かしてください。
肩や手を上にあげる、肩甲骨を広げるときは、ゆっくり息を吸い、逆の動きをするときはゆっくり息を吐いてください。
ちょっとした空き時間にもできますので、練習前後に限らずやってみてください。
2.マエケン体操もとりいれる
プロ野球選手の元広島、現在メジャーで活躍している前田健太選手が練習前に行っていたという「マエケン体操」をやってみましょう。
・まっすぐ立つ
・上半身を斜め45度くらいに曲げる
・肘を曲げ、腕を後ろ向きに回す
・左右ばらばらに回す
・上記の体勢のまま肘を曲げる
・腕を背中の方に引き上げる
この運動は、肩甲骨を動かすことと肩もしっかり回せるのでアップにいいですね。
投げるスポーツはハンドボールだけではありません。
ほかの球技でとりいれられそうな練習などは、積極的にとりいれると違った視点で物事を見られるようになります。
1.ボールを使って腕のしなりの上達を目指す
1.メディシンボールを使った練習
メディシンボールというものがあるのをご存知ですか。
ボクサーのおなかの上に落としているバスケットボールくらいの大きさのボールを見たことがある方も多いかと思います。
あれがメディシンボールです。
もちろん、あんなに大きいボールは使いません。
ボールの大きさも重さも色々ありますが、ソフトボールくらいの大きさの1キログラムか2キログラムのメディシンボールを使います。
では、メディシンボールを使った練習の説明をします。
・利き足と逆の片膝を床につく
・利き手でボールを持ち、肩と腕が一直線になるようにする
・上の状態のまま利き手側の肘を90度に曲げる
・利き手側の肩を後ろに回す
・しっかり肩が後ろに回っていることを確認し、戻しながら肘を出す
・手のひらは反った状態をぎりぎりまで保って前にもっていく
・最後に手のひらを返し、腕を振りぬく
(左右、両方やってください)
一連の動きの最中、上半身がしっかりねじれているか、手首がしなっているかを必ず意識してください。
ちなみにメディシンボールを使う理由ですが、重いものを持つことで手首から指先への反りがうまく伝えられるようになるためです。
試してみるとわかると思いますが、軽いものでは、うまく反りが伝わらないのです。
2.実際にボールを使う
それでは、いよいよボールを使って練習しましょう。
今までの動きを思い出しながら、軽くキャッチボールをしてみてください。
一連の動きを身体に教え込むようにします。
キャッチボールでうまくいったら、その感触を忘れないうちにロングパスやシュート練習をしてみましょう。
自分の腕がしなっている感覚がわかるはずです。
腕のしなりが上達すれば、シュート力も上がるので頑張って練習してみてください。
ムチのようにしなった腕から放たれるシュートは、しなっていない腕よりも数倍勢いがつきます。
それに、伸びのある球が投げられるので球筋もしっかりするし、球速も問題なく上がるはずです。
地味な練習の繰り返しで心が折れそうになったら、自分がどうなりたいのかをイメージしてください。
そのイメージを目標にして頑張ってください。