ハンドボールのシュートの距離を意識する
ハンドボールのシュートには、様々な距離からのシュートが存在します。
今回はその距離毎のシュートの種類や、距離の意識について解説します。
1.距離によるシュートの種類
ハンドボールにはシュートフォームやシュートを打つ位置などが違う、非常に多彩なシュートが存在します。
今回はその中で距離という点に注目し、様々なシュートを紹介します。
ゴールから一番遠い距離からのシュートは、ロングシュートと呼ばれます。
基本的なシュート位置は、9mあたりから放たれます。
ロングシュートの利点は、ディフェンスを一対一で突破せずにシュートを打てる点や、ディフェンスを高い位置に警戒させ、ポストを有効に使えるようにするといった点があります。
シュート力が十分にあれば、高い決定率でロングシュートを何本も決めることが出来、相手からすると大きな脅威にもなります。
遠い距離からシュートを決められると、ディフェンスも守りが苦しくなるので、ロングシュートはしっかり上達させておきたいです。
次に中距離からのシュートを解説します。
中距離は主に6mラインと9mラインあたりからのシュートを指します。
ディフェンスの陣形内からのシュートなので、あまり多用はされませんが、相手の意表を突くシュートが存在します。
主に中距離からは、ステップシュートのようなジャンプをせずに投げるシュートが有効になります。
ブラインドシュートが代表的なシュートの一つで、ディフェンスの隙間からボールの出所が見えないようなシュートを打ちます。
最後に、ゴールキーパーから一番接近して打つシュートについて解説します。
ジャンプシュートと呼ばれ、試合や練習において最も打つ場面が多いシュートです。
以上のように距離におけるシュートの種類や特徴を知っておくと、ハンドボールのプレーが上達します。
2.状況に合わせて狙いを変える
ハンドボールの試合の展開や状況に応じたシュートの狙いの意識について解説します。
オフェンスでしっかり時間を使って、一点を確実に取りたい場面や、速攻で有利にディフェンスを攻められる場合は、基本的に近い距離でのシュートを狙いましょう。
距離の遠いシュートは決定率が下がってしまいがちで、流れを変えてしまうこともあるので、ディフェンスが常に低かったり、ポストをしっかり活かしていきたい状況で狙うようにしましょう。
中距離でのシュートは基本的に、技術を要するリスクの高いシュートであることが多いので、試合序盤のどちらにも流れが来ていないときに、チャレンジをしていくようにすることがお勧めです。
自分のシュートに自信があったり、色々試したいという意図がある場合もあるので、強くシュートを制限する必要はありません。
大まかなセオリーとして意識をしておくと、試合運びが上達し、考えながらのプレーが出来るようになります。
シュートの距離を意識できるようにしっかり練習をしましょう。