速攻時のシュートの打ち方 | ハンドボールが上達する練習方法

ハンドボールの中でも速攻できれいに得点できるとかっこいいですよね。

速攻時のシュートについて気を付けるべきことについてまとめていきたいと思います。

1.斜めに切り込む

速攻の時はほとんどの場合フリーになっていると思います。

そうでなくてもステップで容易に抜けるはずです。

せっかくフリーなわけですからコートを目いっぱい使いましょうゴールに対して真正面から入っていくのではなく少し斜めから切り込んでいくように助走しましょう。

こうすると何が有利かというと、キーパーを動かすことができるのです。

キーパーは止まったままタイミングをうかがうより、動きながらのほうがいやです。

キーパーにとって少しでも負担を与えられますから、ぜひこのように意識してみてください。

2.ジャンプ

速攻の時はきっと助走の勢いは十二分に蓄えられるはずです。

他のセットオフェンスからのシュートと違って走り抜けながら跳ぶことはしなくてもいいのです。

両足で力強く踏み切り、できるだけ高く跳びましょう。

大きくジャンプしたほうがキーパーと長い時間対面できますから、駆け引きがしやすくなります。

ランニングシュートを打つこともアリですが、これはあくまでジャンプシュートが上達してからかませるテクニックなので最初は忘れていていいです。

3.キーパー

速攻の時は得点を邪魔するものはキーパーだけになることでしょう。

徹底的にだましましょう。

ジャンプしてすぐに、あるいはものすごく溜めてから打つ、空中でワンフェイント入れる、視線を泳がせるというのが特に一般的ですね。

他にもシュートを背中から出す、スピンシュートを打つなどの難しいけれども上達すれば最強の高等テクニックもあります。

ハンドボールはボールが小さいのでなんでもできてしまうのがおもしろいところです。

その恩恵を思う存分使っていきましょう。

ハンドボールはどこか大道芸めいたところがあって、かなりいろいろなことができると思いますよ。

4.練習方法

以上を踏まえて、ではどのような練習をしていけばよいか考えていきましょう。

走りこむコースやジャンプについては意識一つですぐに変えられるかと思います。

ジャンプ力は速攻の時にかかわらずいつでも必要になりますし、練習中もジャンプシュートを打つ機会は多いでしょうから、その機会を一つ一つ大事にしていけば自然と備わってくるはずです。

ではキーパーとの一対一の上達のためにはどのようなことができるでしょうか。

実は一番大事なことはキーパーとの会話です。

今のシュートフェイントはよかった、いつボールが出てくるかわからなかったといったよかったこと、手首の動きからコースが丸見えだったといった悪かったことなど、キーパーにも思うところが様々あるはずです。

シュートのたびにキーパーに感想を求めることはさすがに難しいでしょうが、うまく決まった時だけでもその理由を考えて相談することが大事です。

ですから、実は練習メニューに何かを加えるというよりはその合間の休憩時間に2、3本でいいので速攻をイメージしたシュート練習に付き合ってもらうのが一番良いのです。

たくさん時間を割くことよりもじっくり向き合って考えることが大事です。

プロの選手やチームのエースなどからテクニックを学んだりしながら、キーパーと一緒に考えていきましょう。

キーパーにとっても価値のある練習になるかと思います。