ディフェンス中の声の掛け方・出し方 | ハンドボールが上達する練習方法
ハンドボールには声掛けが必ず必要になってきます。
今回はディフェンスの観点から声の掛け方や出し方を解説します。
1.ポストの位置を教える
ハンドボールのディフェンスではポストの位置を把握する必要があります。
ポストは常にディフェンスの裏を右へ左へ動き、パスを貰うタイミングを伺っているので、どこにポストがいるのかをお互い知らせ合う事は重要です。
特に、キーパーやサイドのポジションからはディフェンスが見渡しやすいので、ポストの位置を真ん中のディフェンスへ伝えてあげましょう。
また、オフェンスの戦術としてダブルポストというプレーがあります。
なのでプレーの最中でフェンスがダブルポストへ入って来た時は、左右どちらからポストが入ってくるのかをしっかり声掛けをしましょう。
ポストの位置は常に変わるので、常に繰り返し大きな声で位置を伝えていくことを意識しましょう。
ハンドボールは動きの激しいスポーツなので、プレーの上達のために声掛けはとても重要です。
ポジションの変化やプレーの変化を全員で必ず伝えるようにしましょう。
2.隣同士の声掛け
ハンドボールの隣のディフェンス同士の声掛けが非常に重要です。
特に三枚目はセンターの攻めてくる位置によってどっちが守ってどっちがポストをケアするのかを声掛けで決めなければいけません。
基本的には守りに行く方が自分が出ると伝えて動くようにしましょう。
二枚目三枚目の隣同士の声掛けはけん制やマークチェンジの時に重要です。
けん制に出ていることを伝えておけば、三枚目が余裕を持ってディフェンスに入れます。
また二枚目が一対一をしている状況で、オフェンスが内側へ来た時は、基本的に三枚目とマークチェンジをします。
守っている側はディフェンスに集中しているので、後ろにいる方ディフェンスがチェンジと声を掛け、意思の疎通をしましょう。
一枚目と二枚目ではフォローのタイミングの声掛けが特に重要です。
二枚目が一対一で抜かれそうになった時にフォローが必要なのか、フォローはいらないのかを声掛けしましょう。
このようにして、声を掛けることは、自分が相手にどうして欲しいのかや、人にどのようなプレーをした方が良いのかを教える役割を果たします。
お互いのプレーや実力を最大限に発揮し、チーム力を上達させるためにしっかりと周りに伝わるような大きい声を出すように意識しましょう。