ハンドボールのキーパーが上達する練習メニュー
ハンドボールのキーパーをやっていて、飛んできたボールを体で止めるという単純な動きをどのようにして上達させるのか、どんな練習メニューが存在するのか、不安に思う方が多くいると思います。
そんなあなたの為に、ハンドボールのキーパーの練習メニューをご紹介します。
1.まずは柔軟な体を作る
まず第一にキーパーには柔軟な体が必要です。
ハンドボールのキーパーはボールが体の部分に当たりさえすれば相手のシュートを阻止することが可能です。
つまり、手でキャッチする必要は無く、とにかくゴールにボールを入れさせなければ良いということです。
その為には腕や足などの可動域を広げ、遠い範囲でも手が届く、足が届くように体を柔らかくします。
では、その体を柔らかくする方法についてまとめてみましたので、一度その方法を試してみてください。
1.体を柔らかくする方法
体を柔らかくする方法についてですが、そこまで深く考える必要はございません。
まずは、普段の運動前後に行っているストレッチに加えて、別のストレッチメニューを追加してみて下さい。
例えば、普段股関節のストレッチを行っていないのであれば、股関節のストレッチをしたり、普段のストレッチで伸ばしていない箇所を徹底して伸ばしましょう。
次に、お風呂上りにも必ずストレッチを行ってください。
暖かいお風呂に入った後では通常の時と比べ筋肉や腱が非常に柔らかく伸ばしやすくなっていますので、このタイミングでできる限り前屈等で伸ばせる所まで伸ばして、限界値を高めましょう。
又、ストレッチに関しては方法や種類も大切ではありますが、何よりも継続することが大事です。
体が柔軟になるまでかなりの期間を要しますが、逆に少しでもサボってしまうと体はすぐに硬くなっていきます。
なので最低限ストレッチは毎日必ず行いましょう。
2.ボールを用いた練習メニュー
それではここからは実際にボールを用いた練習メニューを紹介します。
一つは、5、6メートル離れた位置から別の人にボールを投げてもらい、そのボールを止めるという方法です。
具体的には、まずキーパーは後ろを向いて、相手に合図を出してもらいます。
合図があった瞬間素早く振り向き、相手にキーパーの体の周りや、ギリギリ届きそうな位置に緩めのボールを投げてもらいます。
この方法は実践の動きとかなり近く、振り向いた瞬間にボールが来るという点を加えているので、瞬発力や実際のキーパーの動きも上達し、身についていきます。
二つ目は、プレイヤーに実際にシュートを打ってもらうことです。
この方法はどのチームでも必ずと言ってもいい程行っている練習ですが、まずは正面からプレイヤーにステップシュートを打ってもらいます。
シュートコースも指定して、キーパー正面、左右、ゴールの四隅、キーパーの脇下、を全力で投げてもらいましょう。
この時、必ず一つ目の練習で行った動きを意識して惰性で動かないように注意しましょう。
また、余裕があればセンター、45度、サイドからもシュートを打ってもらったり、シュートコースを指定せずランダムに打ってもらうという工夫をすると一層上達します。
3.キーパー上達の為に意識して欲しい事
キーパー上達のために最も意識して欲しい事は、「シューターの打点に合わせる」ということです。
具体的に、シューターが飛んできてシュートを打とうとした時のボールの位置に体を合わせて位置取りをするということです。
飛んでくるのはボールですから、シューターの体に合わせて動いてしまうと、シューター目線ではかなりシュートが決めやすいです。
逆に打点に合わせて位置取りをされるとシュートコースの選択肢がグッと減り、かなりシュートが打ちにくくなります。
これまで紹介した練習メニューや、実際の試合等でもこのことを意識して動けば、いつもよりシュートを止める確率が高くなると思います。
最後に、これらのことはすべて継続から成り立つものですので、なかなか結果がうまくいかなくても、諦めることなく実践を続けてみてください。