ハンドボールのセンタースリーをおさえる
ハンドボールの中でもセンタースリーとは花形ポジションではないかと思います。
そのセンタースリーについてお話ししたいと思います。
1.センタースリーとは
センタースリーとはハンドボールにおいてこのポジションを欠かすことはできない、それほどに重要で目立つポジションです。
一人がセンター、一人がレフトバックまたの名を左45、正45、もう一人がライトバックあるいは右45、逆45の3人で構成されるもので、総称してバックス、フローターなどとも呼ばれます。
センターは司令塔として、左45はエースとしてそれぞれ注目されますし、右45はうまくできればかなり効果的なポジションです。
コートの真ん中に位置し、広いスペースを走り回りながら豪快なシュートを放ったり細かい動きで相手を錯乱したりするポジションですね。
しばしばその3人が入り乱れて相手ディフェンスを崩しに行くこともある自由度の高さも魅力です。
2.求められるもの
センタースリーは試合中ずっと走り続けることが求められます。
ですから、それを支えるだけのタフな持久力が求められます。
さらに、ほとんどの場合この3人が得点源となりますから、相応の得点力が求められています。
得点力というのは具体的に言えばステップシュートでもジャンプシュートでも9mより遠いところからでもシュートを狙っていけるだけのシュート力です。
ディフェンスの壁の上からでもゴールネットを揺らすパワーがないと務まらないポジションです。
それだけなく相手ディフェンスをはねのけ押しのけスキマをこじ開けるだけの一対一の能力も求められます。
いろんなものが必要になるポジションです。
逆に言えばそれだけいろんなことをする、できるポジションでもある分、面白みはあります。
3.どう練習すればいいか
いろんなものが一度に求められる難しいポジションです。
だからこそ日々の練習で少しずつ上達しておく必要があります。
持久力は地道な走り込みでしょうか。
ハンドボールはダッシュを繰り返すタイプの持久力が求められますので、ジョギングを続けるというよりむしろインターバルダッシュなんかを積極的に使っていくべきだと思います。
シュート力はやはり筋トレを十分に重ねていくことが重要だと思います。
体幹を締めることを最優先として、肩回りの筋力を高めることが大事なことです。
また、シュートコースも考えて打たなければいけませんから日ごろのシュート練習をもって上達していくことが大事です。
一対一の能力はやはり場数を踏むことが必要です。
毎日の練習で技術練習をし、それを本番で試してみる。
練習試合などでは失敗してもいいから思い切ってやってみましょう。
その思い切りがその後の糧になりますからね。