オーバータイムを減らすには? | ハンドボールのルール
ハンドボールのオフェンス中などに起こり得る反則にオーバータイムというものが存在します。
今回はそのオーバータイムについての解説をします。
1.オーバータイムとその原因
ハンドボールのルールにおけるオーバータイムとは何なのか解説します。
オーバータイムとはプレイヤーがボールを保持した状態で3秒を越えて静止することを指します。
これを取られると、ボールが相手ボールへ代わってしまい、失点の原因にもなります。
ボールを保持して3秒静止なので、例えばボールを保持して2秒静止して、その後ドリブルやステップを踏み、再び2秒静止するときにはこのルールには当てはまりません。
では、このオーバータイムという反則はなぜ起きてしまうのか、主な原因を解説します。
基本的に、オフェンスが歩数を使い切った後や、ドリブルも使えないような状況でオーバータイムは起こります。
ボールを持っているプレイヤーがプレー出来ない状態となればディフェンスは他のプレイヤーへのパスを防ぐように動きます。
それによってパスコースを防がれたプレイヤーがパスを出す場所がなくなり、そのまま3秒が過ぎてしまいオーバータイムとなる場合が特に多いです。
またはどこへパスを出そうか考えているうちに3秒過ぎてしまうなんてことも多くあります。
こういった原因をお互いのプレイヤー同士で防いでいくよう気を付けましょう。
2.パスを貰いに行く
ハンドボールのオーバータイムはパスを貰う側にも原因があります。
味方のプレイヤーのプレーに目を向けて歩数を使い切ると思ったら、無理に攻めようと動かず、パスを貰うことを優先して動きましょう。
またボールを持ったプレイヤーが無理に攻めようとしていたり、ドリブルを使っていたりしていたら、自分から攻める場所を見つけ、すぐにパスを要求するように心がけましょう。
ハンドボールは素早いパス回しからオフェンスを展開するプレーが多いです。
なので、自分一人で攻めようとするのではなく、周りを常に観察しながら落ち着いて動くようにしましょう。
パスを貰う側のプレイヤーは、オーバータイムを取られそうだと思ったらボールを持ったプレイヤーにくっついてでも良いのでパスを貰うようにしましょう。
以上のように意識して、攻守交代を許してしまう反則を減らしていくようにしましょう。