ハンドボールに必要な掛け声
ハンドボールはチームで動き、プレーを共にするスポーツなので掛け声は非常に重要です。
今回は練習や、試合での掛け声について解説します。
1.掛け声の重要性
ハンドボールでは、さまざまな戦術やポジションチェンジ、パスの要求など意思の疎通が必要になる場面が非常に多いスポーツです。
最も簡単で、相手に意思が伝わりやすい方法として挙げられるのが、掛け声です。
掛け声を掛けることで、ほかのプレイヤーを動かすことが出来、他のプレイヤーの見えない範囲の状況を伝達することが可能になります。
また、掛け声はハンドボールの上手さに関わらず、また初心者のプレイヤーでもすぐに実践出来ることです。
全員が簡単に出来ることであるからこそ、掛け声というものは試合の流れを左右する重要性があります。
練習中でも掛け声は重要で、練習中から全員で言葉の伝達をすればするほど、プレーの上達に繋がります。
また練習中の掛け声を通して、お互いのプレーの癖などを理解することも出来、チームプレーの面でも上達出来ます。
このように簡単ではありますが、掛け声というのは非常に重要なプレーの一つです。
2.どんな掛け声をすればよいか
ハンドボールにおいてどのような掛け声をするのがよいか解説します。
例えば周りからの声援で、「ファイト」という声をよく耳にすると思いますが、こういった応援だけではチームプレーは上達出来ません。
掛け声というのは、具体的なプレーの指示や要求などであり、プレイヤーを褒めたり、鼓舞させたりというものではありません。
基本的に意識することは、他のプレイヤーが見えない場所の状況を伝えることです。
ゴールキーパーからはポストの位置が常に見えますが、ディフェンスからするとポストの位置はよく動くので見失うことがあります。
サイドディフェンスからだと、相手オフェンスの状況がよく見渡せますが、その他のディフェンスからすると、自分の後ろのオフェンスは見えなかったりします。
こういった状況で相手オフェンスの位置を教えたり、どのように動いたのかを教えたりすることで、味方の手助けが出来ます。
また自分の動きを伝えることも重要です。
オフェンスの場面で、自分がチャンスである場合に、パスを大きな掛け声で要求したり、自分が誰を守るのかというマークチェックをしたりすることも重要です。
以上のように掛け声というのは常に必要で、プレー中に声を出さなくていい場面はほとんどありません。
掛け声一つで、試合の流れが変わることもありますので、常に意識して声を出していきましょう。