ハンドボールのステップシュートが上達する練習方法
ハンドボールはジャンプシュートに目が行きがちですが、ステップシュートも大事な得点源です。
その上達のコツ、練習法についていくつかご紹介したいと思います。
1.フォーム
ボールを投げる、ただそれだけのことですが、「きれいに」投げるのは案外難しいものです。
ステップシュートに限らず自分がボールを投げるときのフォームを意識したことはありますか?
「腰がなめらかに回転し」「それにあわせて肩が回転し」「腕がしなりながらボールを放つ」、そのとき「重心が後ろから前へボールに合わせて移動していく」、言葉でまとめるとこれがきれいなフォームです。
いきなり言われてもイメージが付きづらいですよね。
イメージできるという人はかなりセンスが磨かれた人、自信を持ってください。
まだイメージできていないことも決して悪いことではありません、それは伸びしろです。
上達のコツ一つ目は「フォームのイメージ」です。
鏡ごし、あるいは動画を取ってもらって自分のフォームを確認してみましょう。
今の自分のフォームが分かったところで、先ほどのポイントを改善してもう一度やってみる。
何度かやっているうちにだんだんとフォームがよくなってくるのを実感できると思います。
力まず、リラックスして、速さでごまかさないことを意識して練習してみましょう。
意外に楽しくなってくることと思います。
2.筋力
言わずもがな筋力が大事なことはみなさんもよく知っているかと思います。
これは上達のコツ二つ目です。
ではどのような筋トレがいいのでしょう。
数ある中でも私が特にお勧めする練習法はチューブトレーニングです。
自転車のチューブを二本結んでつなげたものなど、適当な長さと適当な硬さのゴムを用意してください。
最近ではそれ用のチューブも量販店などで売っていますので、できればそれがいいです。
これを柱の高いところに括り付け、シュートのフォームを意識して引っ張ってみましょう。
ゴムチューブであれば下手なことをしない限り負荷がきつすぎるようなこともないでしょうから怪我をする恐れも少ないでしょう。
勢い任せではなく体の柔軟性を感じながら丁寧にシュートフォームを再現するのがポイントです。
このチューブはハンドボール界ではあまり聞かないかもしれませんが、他にも様々なトレーニングに使うことができます。
持っておいて損はないでしょう。
3.正確さ
ハンドボールでジャンプシュートが多用されるのは高さや距離を稼げるからですが、それが難しい場面もあります。
例えば、ディフェンスラインのスキマを狙ってシュートを打つときは相手に止められる前に素早く的確にシュートにつなげたいですから。
ステップシュートはこういう場面で用いられる関係上ゴールとの距離が遠くなってしまいます。
その分狙ったところにボールを届けるのが難しいです。
上達のコツ三つめがこの「正確さ」です。
ストラックアウトやキーパーノックなどで正確に狙うことを意識して練習に臨みましょう。