ハンドボールのポジションのセンター
ハンドボールのポジションであるセンターは他の球技にはあまりないポジションなようです。
そのポジションについてまとめていきたいと思います。
1.センターとは
センターというポジションはコートのほぼ真ん中にいるポジションです。
6人のコートプレーヤーのうちの一人です。
フローターと呼ばれる3人のうちの一人でセンターバックなどとも呼ばれます。
ハンドボールにおける司令塔はこのセンターが務めることが多いようです。
2.スタイル
センターのプレーヤーは基本的にはゲームメイクの上でオフェンス全体の潤滑油、あるいはドライブシャフトとたとえられます。
パス回しの中心となってオフェンスをつなぎ、円滑に回していく、そのうえでディフェンスにも穴をあけていくというのが主な仕事です。
他のどのポジションへもパスを出しやすいポジションにいることもあり、オフェンスの展開を左右する大事な仕事を担っています。
基本的には他の選手へのアシストがメインのスタイルとなりますが、時には突撃もする、遊撃手のようなポジションです。
他の競技においてはアシストするポジションはずっとアシストばかりでフォワードなんかはずっと最前線にいるのに対し、ハンドボールのセンターはそのどちらもこなす面白いポジションです。
3.センターとして上達するには
センターのポジションは他のスポーツにはない分なかなか最初はうまくできないものです。
ポジションの目的や基本はこれまでに述べたようなものですが、実際はどのようなことをするのでしょうか。
具体的には各ポジションに対して的確にパスを出し、オフェンスのリズムを作ることを主軸としています。
ですから、まずは正確なパスを出せることが最優先です。
そのパスにバリエーションを持たせることがさらなる上達への一歩となるでしょう。
また、センターはただパスを出すだけでなくオフェンスに流れを作る必要があります。
コート上の挙動を把握し、予想する必要もあります。
これは経験がものをいう部分ですのでたくさんの試合に出て、たくさんの試合を観ていくうちに自然と上達していくものだと思います。
さらに、相手ディフェンスに穴をこじ開けることもときには必要で、そのために一対一の技も磨いていく必要があります。
多様なフェイントを身に着けておく必要があります。
フェイントで相手を錯乱させるのは本職でこそありませんが、仲間を生かすためにも一定のフェイント力が求められます。
難しいポジションではありますが、その分やりがいもあります。
私自身センターをやっていましたから思いますが、一番やっていて楽しかったです。
他のポジションにはない自由度がとても面白いです。