6-0ディフェンスについて | ハンドボールが上達する練習方法

ハンドボールのディフェンスの陣形には様々な種類があります。

今回はその中で最も使用されていることが多い6-0ディフェンスについて解説します。


1.6-0ディフェンスの守り方

ハンドボールのディフェンスの中で最も基礎的な陣形である6-0ディフェンスについて解説します。

まず6-0ディフェンスというのは、6mラインに沿ってディフェンスの6人が並ぶような陣形で守ります。

このディフェンスの簡単なコンセプトとしては隣同士の二人でポストともう一人のプレイヤーを守り、マークチェンジやオフェンスへのけん制の動きで相手のミスを誘ったり、確率の低いシュートを打たせるというものです。

つまり、基本的にプレイヤーを守っていない時でも、動いているようなイメージです。

6人全員が決められたシステムで素早く常に動くことが求められるディフェンスなので、非常に難しいですが安定がしやすいことが特徴です。

またラインに沿って全員並んでいるため、間が広がりにくく、ロングシュートにもブロックで対応できます。

6-0ディフェンスにおいて重要なポイントはけん制です。

けん制というのは、相手のボールを持っていないプレイヤーに対して、その隣に位置するディフェンスがプレッシャーを掛けて、相手の勢いをつけさせないようにすることです。

例を挙げると、左から3番目のディフェンスが守るであろうプレイヤーをその隣のディフェンスがけん制をかけることで、パスが出た時に守りやすくしてあげるようなことです。

けん制はタイミングや隙があれば、そのままけん制に出たディフェンスがパスを貰うプレイヤーをホールディングしたり、パスカットを狙ったりも出来ます。

オフェンスに勢いをつけられると、どうしても一歩遅れてしまうディフェンスは守り切れなくなることが多くなるのでけん制は常に意識しましょう。

このようにボールがプレーされていない側でも動きがあるのが6-0ディフェンスです。


2.出下がりの動き

ハンドボールの6-0ディフェンスにおいて、気を付けることがポストの動きです。

相手のポストは左右へディフェンスの裏を移動してプレーをするので、ポストがどこへいるのか全員で声掛けをすることが重要です。

また、一対一を守るディフェンスは一対一を守り終わったらすぐに6mラインの方へ下がり、ポストのマークに入ります。

この動きをハンドボールでは出下がりと呼びます。

自分が一対一を守るために前へ出ている時は、そこに空いたスペースにポストがいることが多いです。

なのですぐにポストをマークしに下がらないと、ポストパスが出されてシュートを打たれてしまいます。

マークチェンジをした時も同じです。

ディフェンス中に意識することは、前に出たら基本的にすぐに後ろへ下がるという事です。

このように6人全員で出下がりや、けん制を繰り返すことで6-0ディフェンスは形になっていくのでしっかりと意識をしてプレーをしましょう。

コメントをどうぞ

CAPTCHA


サブコンテンツ

このページの先頭へ