少人数でもできるハンドボールが上達する練習方法
ハンドボールは7対7で試合するスポーツです。
練習するときは、14人以上いることが理想ですよね。
しかし、練習に人数が集まらなかったり、そもそもチームにぎりぎりの人数しかいないこともあります。
それなのに、少人数でもハンドボールが上達できる練習方法はあるのでしょうか。
1.少人数でも上達できることはたくさん
1.運動量豊富な練習をメインメニューに
人数が少ないときこそ、運動量豊富なメニューに取り組めるチャンスです。
人数が少ない状況を悲観的にならずポジティブに考えていきましょう。
ストレッチや柔軟は、普段よりも入念に行ってください。
2人一組のキャッチボールが終わったら、3人一組のキャッチボールに切り替えます。
この時、ボールを一つ増やして2個で練習します。
そのあと、4人一組のキャッチボールをボール3個でやってみましょう。
4人一組のキャッチボールをやるときは、ずっとクイックでやります。
そして、すべて片手キャッチで行ってください。
回数をこなすことで、片手キャッチも上達します。
2.チーム練習もやってみる
まずはハーフコートで2対2です。
上2人のパターンと、上とポストのパターンでやってみましょう。
抜かれたらその場でオフェンスとディフェンスを入れ替えてください。
次は、オールコートで3対3をやってみてください。
ここでは、ドリブル禁止ルールをとりいれます。
ドリブルを禁止することで、パスワークを工夫しつつフェイントをしないと前に進めませんね。
どうすればパスが通るかなどを考え、判断する力がつくのでこの練習はおススメです。
この練習の繰り返しが上達の秘訣です。
2.不利な状況を作った試合形式
1.2対3、3対4などの試合形式で上達しよう
どちらがディフェンスで、どちらがオフェンスでも構いません。
この状況は、試合中あり得ないことではないのです。
ハンドボールの試合は、退場2分で選手の補充は許されていません。
そのため、6対5とか6対4での試合は少ない時間ですがあり得るのです。
以前、退場者が続出して3対6になってしまった試合を見たことがあります。
キーパーも攻撃に参加するという状況の中、なんと1点入れたのです。
そのあと、相手チームはロングシュートを試みるも戻ってきた選手に阻まれさらに1点が入り、結果的に勝利を手にしていました。
ちょっと特殊な例ですが、どんな場面でも自分たちのパフォーマンスを最大限引き出せるような練習をして上達する必要があります。
ということで、不利な状況の設定で練習してみてください。
考えながら動かないとすぐにカットされてしまいます。
この、考えながら動くことが上達への道なのです。
2.速攻の練習もとりいれる
試合形式の時、キーパーがボールを止められたらそのまま速攻練習に移行するのもいいですね。
速攻の時は、ドリブルを禁止にしましょう。
ドリブル禁止は、かなりパスワークが磨きがかかるルールです。
オフェンスならキーパーが投げやすいのはどこか、ディフェンスならパスコースをふさぐことを考えてください。
もしオフェンスにシュートチャンスが来たとしても、ディフェンスはオフェンスがど真ん中からシュートできないようにうまく邪魔してください。
この練習で、フリーを打たせないための動きの上達に努めましょう。
3.苦手克服をする
人によっては、オフェンスが苦手、ディフェンスが苦手とかありますよね。
苦手なら、克服するための練習をしましょう。
オフェンスが苦手な人なら、オフェンス固定、ディフェンスが苦手ならディフェンス固定で練習してみてください。
そして、周りのプレーヤーも上達するためのアドバイスを積極的にしてください。
アドバイスを受ける方は自分の弱いところに気づけるだろうし、アドバイスをする方は観察眼が磨かれます。
この練習を続けて、みんなで上達してください。